ローアングル1


こんにちは、スタイリストの上原百合佳です。
春から夏にかけて、ちょっとずつ日が長くなってくると、撮影できる楽しい時間が増えますね。
スタイリングが大好きな私としては、ウキウキしちゃう季節です♪

今回は、すぐに役立つフォトテクニックのひとつ“カメラの位置(アングル)”のお話をしますね。


カメラを構える位置には3パターンあります。
1 ハイポジション
2 アイポジション
3 ローアングル

1が最もカメラ位置が高く、2、3の順に、カメラ位置がだんだん下がっていきます。
アングルとは、撮るものに対して、カメラを構える位置のことなんです。

■アイポジションは目線の位置


まずは2のアイポジションから。これは目線位置ともいいます。
私たちが普段見ている位置。それがこのアイポジション(目線位置)です。
カメラを持って、構えた、自然な姿勢。
なにしろ楽だし、変に力が入らず、手ブレで画像がブレブレ!なんて失敗も起こりにくいです。

ただこれは、いつも見慣れているアングルだけに、ついつい単調になりがち。
いつでもどこでも、このアイポジション(目線位置)で撮っちゃうと、ワンパターンでつまらない画像ばっかりになるから気をつけてね。



上の画像は、カメラを真上に構えて、1のハイポジション(ふかん位置)から撮りました。
なんだか新鮮でしょ?
普段は真上からものを見ることがないので、いつもの景色がちょっと変わって見えますよ。

お料理やジュエリーなどは、このハイポジション(ふかん位置)から撮ることが多いんです。


■少し難しいローポジションにも挑戦!


残りのひとつ、ローアングルは、3つの中では一番難しいかな?
テーブル上と壁面の、2面の構成を考えないといけないので、センスとテクニックが必要なんですよね。
でも大丈夫!vol.1〜4までレッスンを積んできたあなただったら、きっとできます。

いい感じの壁や窓があったら、そこに撮りたいものを置いて、シャッターを押せばOK!
そんなおしゃれな部屋に住んでいなかったら、布や壁紙、ラッピングペーパーなどを、壁に張ってもいいですよね。
気持ちがいい天気の日は、外ロケもいいかもしれません。
ボトルやキャンドル、フラワーアレンジなどの、背が高いものは、ローアングルでの撮影が向いています。
撮りたいメインやサブアイテムが、もっとも美しく見えるアングルを探して、いろいろ撮影してみて下さいね。
今まで見たことないような、新しい世界が、見えるかもしれませんよ。

次はいよいよ最終回です!
タテとヨコ、引きと寄りのお話をしますね。ここまでくれば、もうセミプロの領域!
かわいい、かっこいい画像をどんどん発信して、web上をすてきな画像で埋め尽くしちゃいましょう♪

上原百合佳

雑貨&インテリア スタイリスト
雑誌、広告業界で活躍中。20年に及ぶスタイリスト経歴で、取引先クライアントは100社以上、掲載誌は誌50誌を超える実績の持ち主。かわいさの中にも大人のエッセンスを盛り込んだスタイリングが人気。代表作は「LION香りつづくTOPスウィートハーモニー」「ローラ アシュレイ 」「東京西川ホームファッションカタログ」など多数。
渋谷にてテーブルフォト&スタイリング講座を開催中。


Copyright(C) Yurika Uehara All rights reserved.



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