17日のチャンピオンズリーグ準決勝ファーストレグで、レアル・マドリーをホームに迎えるバイエルン・ミュンヘン。彼らにはレアル以上に勝利を目指す理由がある。5月19日に行われるファイナルが、バイエルンの本拠地で開催されるからだ。

バイエルンは今季のCLでホームでは負けていない。また、1976年、87年、2000年、01年と、過去4回の準決勝での対戦で、3度レアルを下している。敗れたのは00年だけだ。バイエルンのユップ・ハインケス監督は、次のように話した。

「バイエルンは彼らの天敵だ。彼らは我々をリスペクトしている。お互いにね。レアルは去年よりもさらに強くなっている。リーグ戦では最多得点記録をつくった。スペクタクルで攻撃的なサッカーをする。素晴らしいアタッカーたちがいるね。だが、彼らだってウチの選手たちの心配をしなければいけないはずだよ」

そういった選手の一人が、FWアリエン・ロッベンだ。だが、同選手はボルシア・ドルトムントとの天王山でPKを失敗し、批判されている。だが、ハインケス監督は「(ディエゴ・)マラドーナもペレも、(ジネディーヌ・)ジダンも、PKを失敗したよ」と語った。

ハインケス監督はレアルのジョゼ・モウリーニョ監督について、「欧州最高の指揮官の一人だ」とコメント。優勝の可能性については、「まずはバルセロナ、次にレアル。我々はそのすぐ次だ。でも、我々も欧州最強のチームの部類に入っているよ」と述べている。