レンジャーズのロン・ワシントン監督は、月曜日朝のバッティング練習でユウ・ダルビッシュが投げるのを見て、頭を振っていた。

「彼は凄いものを持っている」ワシントンは、他の練習場に移るために歩きながら言った。「彼は内角にファストボールを投げることができて、外角にもそれを投げることができる。彼は左側にそれを沈めることができるし、右にもそうできる。 彼にはスプリッターもある・・・、彼の変化球は、相手の悩みの種になる。彼は熱くさせてくれる」

ワシントンは、他のみんなと同じように、ダルビッシュが投げる球が何種類あるのか、まだ知らない。

Darvish on Ryan, Maddux 

「彼はファストボールを操って、それを沈めて、それを内角に投げて、相手を翻弄する」ワシントンは、解説した。「そこでは3種類しか投げなかった」

ダルビッシュは、投手の第1グループに入って、練習で34球投げた。ワシントンは月曜日に二人に注目していた。もう一人はネフタリ・フェリスだ。フェリスは4つの違うグラウンドで投げている、4人の投手の2番目だった。

デビッド・マーフィー、ジョシュ・ハミルトンそしてネルソン・クルーズがいる手強いグループが相手だった。

レンジャーズは、ダルビッシュが持っている武器の中から何種類を投げるのか知らない。レンジャーズはフェリスには少なくとも3つを望んでいる。レンジャーズは、彼がファストボールを投げることを知っているが、良い先発投手に必要な3つの球種のために変化球とチェンジアップを完成させることを望んでいる。

ワシントンがバッティングゲージの後ろで彼の投球を見守ったのは、それが理由だ。フェリスは約30球投げ、ハミルトンが打ち損なった低めのチェンジアップがベストの投球だった。フェリスはまた、マーフィーの内角にチェンジアップを投げたが、彼はライトフェンスの向こうまでそれを運んだ。

「彼は何球かの良いチェンジアップを投げた・・・。彼はその感覚を掴もうとしている」ワシントンは言った。「彼はまだ、それを練習中だ。私は彼が良い仕事をしたと思うし、彼と対戦した打者も良い仕事をしたと思う」

もしダルビッシュに余裕があれば、おそらくフェリスは彼からいくつかの球種を借りることができるだろう。

「僕はチェンジアップに手応えを感じた」フェリスは言った。「僕はそれを、一生懸命練習しているし、それは今年の僕を助けてくれるだろう。ハミルトンみたいな良い打者と対戦する時に、そうするのは最高の気分だ。今年の僕が望んでいるのは、その感じだ」

ダルビッシュとフェリスは二人共、水曜日のバッティング練習で投げる。彼らはまた、金曜日の紅白戦で投げる予定で、その後来週から始まるカクタスリーグでも投げる。ダルビッシュは3月7日のパドレス戦、フェリスは8日のホワイトソックス戦の予定だ。

まだキャンプは序盤だが、ワシントンは二人の投手が見せたものを気に入っている。特にフェリスだ。彼は先発投手としてキャンプに来たとワシントンは言った。

「彼はそれに集中しているし、自信を持っている」ワシントンは言った。「彼はバッティング練習で、全部の球種を使うチャンスがあって、そうしている。彼はそのグループで、トップだ。今のところ彼は、先発をとても喜んでいる。私にはその可能性は50%。残りの50%は、それが終わってからだ」

「彼はそうすることを決めた。最後までやらせよう。彼は勝てるだろう、それに疑いはない」

フェリスはダルビッシュよりも厳しいグループと対戦した。キャンプの序盤で、フェリスがワールドシリーズチームの先発外野陣と対戦していた時、ダルビッシュはマイナーリーガーを相手にしていた。彼らは圧倒され、誰も打てなかった。

「素晴らしい経験だった」マイク・ビアヌッチは言った。彼は昨シーズン、2Aフリスコで30本塁打を打っていて、月曜日にダルビッシュと対戦した5人の打者のうちの一人だ。「彼の球は凄く動く。ボールをバットに当てるのが精一杯だ」

ダルビッシュがそこにいた間、誰もちゃんとバットに当てられなかった。

「球は結構走っていた」ダルビッシュは言った。「感覚的には、とても良かった」

ダルビッシュは、3回目のバッティング練習での投球だった。そして彼は彼をライナーから守るためにマウンド上にあるL型のフェンスに慣れようとしている。日本ではL型フェンスは使わないが、それは投球練習で2本のライナーからフェリスを守った。ダルビッシュはまだ、同じようなことは起こっていない。

「最初の2回はフェンスを使ったけど、少しやりにくかった」ダルビッシュは言った。「今日、(フェンスを少し動かして)、調整してみて、良く見えるようになってやりやすかった。今日は投球ではなく、体の使い方を意識していた。とても満足できた」

マサタカ・ナシダ。彼は日本ハムファイターズで過去4年間ダルビッシュの監督をして、今はテレビの解説者をしている。彼は月曜日にダルビッシュの投球を見に、キャンプに来た。

「ブルペンの投球は、そんなに良くなかった」ナシダは言った。「だけど打撃練習で、打者を相手にした時はブルペンよりも気合を入れていたね」

打撃練習で投げることは、メジャーリーグで先発したことが無い二人にとって良いことだ。本番はまだこれからだが、月曜日の二人は本物に見えた。

参考記事:Early impressions positive for Darvish, Feliz By T.R. Sullivan / MLB.com | 02/27/12 5:40 PM EST
http://mlb.mlb.com/news/article.jsp?ymd=20120227&content_id=26876048&vkey=news_tex&c_id=tex&partnerId=rss_tex