昔から野球選手の妻には年上や女子アナが多い。それはなぜか? その効果のほどは? ぜひとも知りたい裏事情を探ってみよう。



「こう言っては何ですが、プロ野球選手は野球一筋で来ているので意外と世間知らず。身を持ち崩す選手も多い。そんなヤンチャ坊主をハンドリングするわけですから、やはり姉さん女房が適任というわけですよ」(スポーツ紙デスク)

 何度も登場する落合はもちろん、女優とも噂になったイチローや学生時代からモテモテだった原辰徳でさえ、結ばれたのは姉さんだ。

 個性的なスター選手ほどその傾向が強いと、前出のデスクは語る。

「亭主を差し置いて前に出ない。家庭をキッチリ守る。後援者やファンへの気配りを怠らない。できる年上妻はこの3つの条件を満たしている。それが、選手を野球に集中させるわけです」

 しかし、そんな年上妻ブームに変化が表れたのは?

「テレビのニュースやワイドショーでも、プロ野球選手を取り上げる機会が増えたことです。それ以来、女子アナと結婚するプロ野球選手が急増しました」(スポーツ番組プロデューサー)

 古田敦也→中井美穂、石井一久→木佐彩子など、例をあげだしたら枚挙にいとまがないが、その女子アナブームも傾向が変わりつつあるという。

「女子アナは30歳定年説がささやかれる職業、だから華のあるうちに結婚相手を見つけたい。バブル時代はイケイケの青年実業家もいましたが、不景気の今、若くして大金を稼いでいるのはプロ野球選手くらいです」(前出・プロデューサー)

 そこで起こっているのが姉さんアナの有望新人選手青田買いだ。さらに続ける。

「巨人・澤村をゲットした森麻季アナを見習いたいというベテランアナも多いと聞きます。以前は若手アナがお決まりだったルーキーの取材も、最近は“婚活中”のアラサーアナが来るケースが増えてますね」

 斎藤佑樹も9歳上の小林麻耶と噂になったばかり。

「それを見越してか、好きなタレントに女子アナの名前をあげるドラフト候補生も多くなりましたよ(笑)」(前出・プロデューサー)

 女子アナ以外では、タレントやアイドルと結婚する例も多い。有名なところで言えば紗栄子なわけだが、彼女と違い、すこぶる評判がいいのが、オリオールズへの移籍が決まった、和田毅夫人であり、元グラビアアイドルの“仲根かすみ”だ。

「グラドル時代から『ミネストローネが得意なんですよ』などと料理の話をして、撮影現場をほんわかさせた色白美人。よく、お嫁さん向きだよね、とスタッフからも言われてましたね」(グラビア誌編集者)

 和田といえばルックスもよく、遊び人でも有名だったが、

「さんざん遊んだ末に見つけたのが、いちばんかわいくて家庭的な可澄美夫人。一歩下がって和田を立てる姿勢が、ソフトバンク時代から記者をはじめ、他の選手や奥さんからも評判がいい。メジャーでもよき妻のかがみと言われるのでは」(前出・スポーツ紙デスク)

 昨今の日本人“ダメジャー”の体たらくは、良妻賢母の元グラドルが打破してくれるかもしれない。