マンチェスター・シティFWカルロス・テベスの去就がどうなるかは分からないが、MFジェンナーロ・ガットゥーゾはテベスがインテルを選ぶことはないと見ているようだ。ガットゥーゾは『スカイ』で次のように話している。

「今はマンCにボールが委ねられているけど、オレが知る限り、テベスはミランでのプレーを望んでいる。これまでの振る舞いや発言から、彼がインテルのユニフォームを着ることはないと思うよ」

マーケットで争奪戦ダービーを繰り広げる両軍は、今週末にピッチでも激突する。

「ダービーは不思議なものだ。昨日のエスパニョール対バルセロナ(1−1)を見るだけでも分かるだろう。どちらが有利ということはないんだ。オレたちもインテルも、ダービーではさらなるアドレナリンを感じる」

「それに、インテルは素晴らしいチームだ。(クラウディオ・)ラニエリ監督には脱帽だよ。彼の価値はダービーじゃなくても分かるけど、とても経験が豊富で、多くを知っている指揮官だ。古狐だよ。彼とインテルには十分気をつけなければいけない」

ミランが成功を収めている秘訣の一つが、マッシミリアーノ・アッレグリ監督の手腕にある。

「彼の下でポジションが確約されている選手はいない。監督はミランの歴史をつくってきた人間に敬意を払っているけど、全員が全力を尽くさなければいけないんだ」

そのアッレグリ監督は、スクデットを争うのはミランとユヴェントスだけではなく、インテルもいると主張している。勝ち点8差のミランとインテルは、15日のダービーで直接対決を迎える。

「インテルがスクデット争いに戻ってくることは可能か? そうじゃないことを願っているけど、最後まで彼らはいると思う。インテルは競争力のあるチームだ。彼らの試合はいつだって“ダービー”だよ」

また、アッレグリ監督はマーケットについて、「我々のチームにはすべてのコンペティションを戦えるだけの強さがある」とコメント。リーグ戦再開初戦で勝利したことには、「ベストのリスタートを切ることが義務だったが、我々はそれを実現させた」と話している。