「お前、妊娠してるだろう。みんなに言いふらすぞ!」
 教師にあるまじき言動。そして卑劣な猥褻行為−−。6月28日、警視庁少年育成課と東大和署は、小平市立上水中学教諭の栗本祐司容疑者(56)を、児童福祉法違反容疑で逮捕した。

 《32歳のヒロです。8万円で都内で会いませんか》
 栗本容疑者は自己紹介サイトにそんな書き込みをし、都内に住む女子高校生(15)と知り合った。そして5月6日、新宿区歌舞伎町のホテルでの猥褻行為をビデオ撮影したとされる。
 「栗本は高額なカネをちらつかせて少女の興味をひき、メールをしてきた15歳の少女に会いたいと誘った。ところが断られたため、2日間で100通のメールを送りつけたのです。そして少女が精神的に参ったところで、『上半身裸の写真を送ってくれたら、もうメールしない』と安心させた。しかし少女が言われるまま写真を送ると、今度は手のひらを返したように、『会わないと裸の写真をばらまく』と恫喝したのです」(社会部記者)

 栗本容疑者の悪辣さが極まるのは、ホテルへ入ってからだ。
 「栗本は金を払ったうえで、少女に避妊薬と偽り睡眠薬を飲ませ、朦朧とする無防備な彼女を弄んだんです。しかも、その様子をビデオカメラ3台を使って撮影していました」(同)

 およそ教師とは思えない鬼畜な所業。栗本容疑者が買春を始めたのは、10年前からだという。
 「当初は少女を買うだけで満足していたようですが、そのうちセックスビデオを撮りたいと思うようになった。しかし、いくらカネを払っても撮影を許す子はいない。そこで睡眠薬を飲ませることを思いついたようです。さらに『お前は生でやって妊娠している。言いふらすぞ』などと脅し、再び会うことを要求したといいます」(前出の記者)

 冒頭の高校生にも同じ手口で再度会うことを要求し、両親に相談した少女が東大和署に届けて、犯行が発覚。独身で小平市内の賃貸マンションに住む栗本容疑者の部屋からは、99人の少女のわいせつ動画が収録された150枚のDVDが出てきた。登場する女性のうち、75人は18歳未満だったという。
 「他の被害者女性に『これは気持ちが良くなる薬だ』とか、『たくさん濡れる薬』などと言って飲ませたものも、大半が睡眠薬だったようです。栗本は空手の有段者ということからか、身体の仕組みについては詳しかった。それに伴い、漢方にも詳しく理科教師ということもあり、漢方薬屋で仕入れたものを調合し、自分で服用していたようです。そんな自信もあってか、飲ませる際、少女たちに『覚せい剤とか危ない薬じゃない?』と怪しまれると、『薬に詳しい僕が一番覚せい剤の怖さを知っている。安心しなさい』などと、もっともらしく説明し飲ませていたのです」(社会部記者)

 生徒たちがその風貌から親しみを込めて栗本容疑者につけたアダ名は「クマ」。とんだエログマが教師になったものだ。


■関連記事
秋田大雨被災時に事務所大混乱 国交省職員がデリヘル嬢を待ち伏せ乳揉み逮捕
福知山線事故担当が痴漢騒動
“パンティー逆さ撮りの神”富士通社員が7000人盗撮した猥褻写真(2)