パワーが足りない!日本人MLB野手|2011年MLBペナントレース

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野手陣も、うーんと唸りたくなるような成績だった。上段が2011年、下段が2010年。

イチローは6月最初の試合で2安打。しかし5月は.210という信じられない低打率。守備面もやや不安が残った。チームが好調なだけに波に乗りたいところ。不振の2番フィギンスがスタメンを外れることが多い。代わってブレンダン・ライアンが2番に起用された。こうした変化を良い方向に活かしてほしい。

松井秀喜は『週刊ベースボール』に「もう主力打者ではない」と書かれていた。左投手のときは先発を外れている。首脳陣はシーズン途中の放出も視野に入れていることだろう。踏ん張るしかない状況である。

福留孝介も、4月の貯金を取り崩してしまった。打率3割割れ目前。全く昨年と同じ展開。しかしながら、出塁率は4割近くをキープ。貢献度は低くない。ライバルとされてきたタイラー・コルビンが絶不調でもあり、出場機会は当面減らない。6月も3割をキープできれば活路は開けるだろう。

6月中には西岡剛が復帰する見込み。打線がどん底のMINにとっては、待ち望まれるカムバックだ。いいところを見せてほしい。