香港の鳳凰衛視(フェニックステレビ)が先月31日に中国・北京の人民大会堂で開催したパーティで、集団食中毒が発生していたと報じられた。

 『蘋果日報』紙は3日、同局中国語チャンネル局長の劉春氏が、自身のマイクロブログに、「悲しいニュースを聞いた。31日に人民大会堂で簡単なパーティーを開催し、最初1人3千人民元だった予算をなんとか1人千元まで値切ったが、みんな吐くやら下すやらで点滴を受けるはめになった」と書き込んだと報じた。同氏は当時、別の場所にいて被害には遭わなかったという。

 鳳凰衛視の公式サイトによれば、同局は3日、人民大会堂の金色ホールで「国際パートナー答礼宴」を開催し、15の国際機関の代表及び個人を表彰したとある。

 劉春氏は何人が病院に搬送されたかなど具体的な状況については明らかにしていないが、この“簡単”なパーティーには中国共産党の幹部らが出席したほか、中国、香港、台湾の有名芸能人がゲストとして招かれ、中国料理、点心、フルーツなどがふるまわれたという。 



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