2010年の年間最優秀監督賞に選出されたレアル・マドリーのジョゼ・モウリーニョ監督は、古巣インテルの本拠地サン・シーロのクルヴァ(ゴール裏)でトロフィーを見せたいと述べ、インテルが「レアルとの試合以外」のすべてのゲームに勝つことを願っていると語った。

インテルのマッシモ・モラッティ会長は12日、コッパ・イタリア5回戦のジェノア戦の試合前、イタリア『RAIスポーツ』のインタビューでこのことについて触れられると、「モウリーニョの愛情あるコメント? 期待していたよ」と笑顔で話している。

一方で、モラッティ会長はコッパ・イタリアとレオナルド現監督について、次のようなコメントを残した。

「去年優勝したのだから、我々はこの大会に敬意を表しなければいけない。出場機会がより少ない選手や、(アンドレア・)ラノッキアのような新戦力をプレーさせるのに都合良いだろう。レオナルド? 良いインパクトだったね。だが、今は続けていくことが必要だ。とてもインテリジェントな人だけど、この仕事は難しいものだ。コンスタントにやらなければいけないし、彼もそれは分かっている。彼は知的だし、状況を理解できるよ」

インテルはジェノアを3−2で下し、準々決勝へと駒を進めた。MFエステバン・カンビアッソは試合後、「これで良い。僕らは勝ったし、出場機会が少なかった選手たちも、今夜はうまくやった。レオナルド監督? うまくやりたいという意欲がすごいね。僕らも同じ意欲を持っている。満足しているよ。ただ、道のりはまだ長い。今のコンスタントにやることを考えていこう。次はベスト8だね。それに、すぐにリーグ戦へ頭を切り替えよう」と話している。

なお、インテルは12日、MFマンシーニを完全移籍でブラジルのアトレティコ・ミネイロへ放出したことを正式発表した。