――アントニオ・カッサーノのことから始めましょう。彼を指揮することをどう思いますか？
「良いんじゃないかな。素晴らしい選手たちはどんなチームにも、どんな状況にも適応するものだ。カッサーノは非常にモラルのある、献身的なドレッシングルームに溶け込まなければいけない。謙虚にやらなければいけないよ」

――彼をどう起用しますか？
「センターフォワードとしてもやれる。我々にいた唯一の選手である（フィリッポ・）インザーギがケガしてしまったからね」

――フォーメーションを変えるのですか？
「チームの特徴やこれまでの結果を考えれば、4-3-1-2のまま前進すべきだと思う」

――来る者もいれば、去ろうとしている者もいます。ロナウジーニョのことです。ベルルスコーニ・オーナーはこの数カ月、彼のことをどうとらえていたのでしょう？
「オーナーとは毎週連絡しているし、選手たちがどのように働いているかを知らせている。現状に満足していると思うよ」

――ロナウジーニョはもうイタリアのサッカーに合わないのでしょうか？
「ポイントはそこじゃない。だが、何よりもまずチームの要求があるんだ」

――何週間も彼が数分間しか起用されなかったことが話題となりました。うんざりしているのでは？
「いや、楽しんでいるよ。ロナウジーニョは偉大な選手で、彼の周囲に大きな関心があることは理解している」

――このチームには大一番になると問題を抱えるところがあるのでは？
「負ければいろいろなことを言われ、書かれるものだ。黒星で１年を終えたのは嫌だったけど、ローマ戦でもユヴェントス戦でも我々は敗北に値しなかった」

――ミランはスクデットを獲得するでしょうか？
「このままの激しさで仕事を続ければ、やれるだろう」

――今のミランに必要なものは？
「何もない。（選手を）買うのは無駄だよ。今の我々にはたくさんの負傷者がいる。あとから人員過多になってしまうさ」

――ミランの面々がこれほどあなたを愛しているのはなぜでしょう？
「手にしてきた結果が貢献してくれたと思う。だが初日から、私に対する大きな信頼が本当にあったんだ。お互いに敬意を払う、素晴らしい関係がある」