「クマーは子供の脅威」と警告、米警察がチラシ作成もメディアは冷ややか。
![「クマーは子供の脅威」と警告、米警察がチラシ作成もメディアは冷ややか。](https://image.news.livedoor.com/newsimage/9/f/9fabb_249_2010-09-14-071540-m.jpg)
警告チラシでは「Pedo Bear」とは何なのかを説明すると共に、今年のコミコン開催以降、子どもたちがこのクマのイメージを見る機会が増え、存在が知れ渡ってきたとして、潜在的な意味を知るよう注意を促している。つまり、保安官事務所は、このキャラクターを持っている人が小児性愛者かもしれず、うかつに近づくと子どもに危険が及ぶ可能性があると伝えたいらしい。
この対応について、米ブログメディアのGawkerは「面白い警告」「バカな警察」とストレートに表現。性的な意味合いがあることは認めながらも、「ネット上で最も人気のあるキャラクターの1つ」として、こうした警告は「考え過ぎ」とする見解を示している。Gawkerは直接保安官事務所にコンタクトを取っているが、対応した担当者は「ネット上でふざけて使われている」キャラクターだと、理解はしているそうだ。ただ、「いずれにせよ両親に警告することを望んでいる」(英紙デイリー・メールより)という。
デイリー・メール紙も「おかしな警告」と伝え、保安官事務所のチラシは「ネットの笑いの種を作った、まじめくさったニュースレター」と評している。子どもを守るのは大人の務めとはいえ、保安官事務所が抱いた今回の不安は、欧米メディアから笑い飛ばされるほど極端過ぎる話だったようだ。