インテルからローマへレンタル移籍中のDFニコラス・ブルディッソは、ローマに根を下ろしたいと望んでいる。同選手を好んでいるクラブは少なくない。特に、インテル時代に一緒だったロベルト・マンチーニ監督は、彼をマンチェスター・シティへと連れてきたいと願っている。

マンCは保有権を持つインテルに対し、正式にオファーを提示している。その額は1500万ユーロだ。かなりの金額である。断るのが難しいオファーと言えるだろう。だが問題は、ブラウディッソ本人を納得させられるかどうかだ。彼はローマに残ることを望んでいるからである。

アルゼンチン代表として南アフリカ・ワールドカップに向けて準備中のブルディッソは、初めてインテルのマッシモ・モラッティ会長に対し、次のように自身の希望を込めたメッセージを送った。

「各クラブがそれぞれの利益を考えなければいけないのは分かる。でも、モラッティ会長には僕をローマに残してくれとお願いしたい。僕が最もハッピーになれる解決策なんだ」

「(ローマ移籍間近の)アドリアーノとまた一緒に仕事ができたら、うれしく思う。彼はすごいハートの持ち主なんだ。(フランチェスコ・)トッティと一緒なら、どんな相手も苦しめることができるだろう。アドリアーノは大きな補強だよ」

「来年もローマはまだリーグの主役になる。チャンピオンズリーグでもうまくやれるはずだ。僕はそう強く確信しているんだよ」