アデバヨル、トーゴ代表引退
マンチェスター・シティのFWエマニュエル・アデバヨルが12日、トーゴ代表からの引退を表明した。アフリカネーションズカップで代表チームのバスが襲撃された「悪夢にいまだ悩まされている」という。

「1月のアフリカネーションズカップで起きた悲劇的事件で、代表のスタッフ2名がテロリストの手で殺されたあと、僕は代表から引退するという非常に難しい決断を下した。襲撃以来、何週間も何カ月も自分の気持ちを確かめてきたが、あの恐怖の午後に目撃したトーゴのチームバスに起きた出来事がいまだ脳裏を離れない。国を代表してサッカーをやりに行っただけの我々が、我々を殺そうとした人たちに狙われた。あの瞬間を僕は決して忘れないし、二度と経験したくない」と、アデバヨルは自らの公式サイトで明らかにした。

26歳のアデバヨルはトーゴ代表として38試合に出場し16得点。2006年ドイツW杯出場に貢献した。