11日のセリエA第33節を終え、ローマがインテルを抜いて首位に浮上したセリエA。FIGC(イタリアサッカー連盟)のジャンカルロ・アベーテ会長は12日、イタリア『ラジオ・アンキーオ・スポルト』に対し、リーグ戦が拮抗し、魅力的になっているのは良いことだと話している。

「とても美しいリーグ戦だね。あらゆる可能性がある、オープンな戦いになった。金曜からは、また重要な試合が始まる(インテル対ユヴェントス戦が16日に開催)。サッカーを愛する者にとっては、この上なく素晴らしいリーグになった」

「ローマの逆転劇? シーズンのこの時点でローマが首位に立つとは、ほとんど考えられていなかったと思う。ローマは最悪のスタートを切ったが、それからうまく立ち直って、指揮官の期待以上のところまできた。(クラウディオ・ラニエリ)監督はテクニカルな面だけでなく、精神面においても最高の仕事をしたね」

「リーグ戦終了まで5試合となって、すべてがまだどうなるか分からない。インテルが持つ力は素晴らしいし、彼らは複数のコンペティションを戦っている。ヨーロッパの舞台に残っている唯一のイタリア勢であり、我々はそのことに感謝しなければいけない。インテルがいることで、我々は(UEFAランキングで)ドイツとの小さな差を守っており、それでチャンピオンズリーグの4番目の出場枠を失わないでいるんだ」