フランスのレキップ紙によると、2008年からコートジボワール代表の監督を務めてきたヴァヒド・ハリホジッチ氏が27日、アフリカネーションズカップ準々決勝敗退の責任をとる形で解任された。国営テレビでコートジボワール・サッカー連盟(FIF)のジャック・アヌマ会長が明らかにした。

 後任はまだ正式に発表されていないが、同紙はオランダからの情報として、FIFがフース・ヒディンク氏と合意に達した模様だと報じている。

 先週、トルコ代表の次期監督に就任することが決まったヒディンク氏だが、契約は8月1日から。コートジボワールとの契約はW杯終了までが条件となる。これまで監督を務めてきたロシアはW杯に出場しないため、6月30日までの契約を4ヶ月前倒しで解除することに問題はない。

 コートジボワールは、W杯開幕直前に日本が対戦する相手。3月3日の国際Aマッチデーには韓国とのカードが組まれている。ヒディンク氏がいきなり2002年W杯で4位に導いた“古巣”と戦うことになるのか注目だ。

 なお、これまでコートジボワールの次期監督候補として取り沙汰されてきた名前は、99年から2000年にかけて同国を率いたジャン=マルク・ギユー氏、昨シーズンまでマルセイユの監督で、現在はサウジアラビアのアルヒラルと契約するエリック・ゲレツ氏、カタール代表監督のブルーノ・メツ氏、さらにはフィリップ・トルシエ氏。トルシエ氏には北朝鮮の、メツ氏にはナイジェリアの監督就任の噂もある。