「もしもし? 試合止めるからちょっと待ってて」。そんな会話だったのだろうか。おそらく、本当に彼が言った言葉もこれにほぼ近いものだ。24日に行われたアマチュアリーグのスペルガ48対サンテラクリオ戦で、こんなことが起きたのである。試合中、ピッチ上で携帯電話が鳴ると、驚きの目を向ける選手たちの中で、主審は電話に出るために試合を中断したのだ。

試合を担当したコンティ主審は、携帯電話が鳴ったとたんにホイッスルを吹き、電話に出るために試合を止めた。そしてピッチ上で会話を終えると、まるで何事もなかったかのように、試合を再開したのである。

さらに、この試合ではゲームが中断する場面がもう一つあった。ドレッシングルームへ戻るためだ。今度は何だったのだろう? メールでも打つためか? そうではない。生理現象のためである。

ちなみに、試合はサンテラクリオが1−2で敗れている。サンテラクリオは再試合の開催を要求した。できれば、ホイッスルしか持っていない審判による再試合を…。