新たにナポリの指揮官へ就任したワルテル・マッツァーリ監督が、7日に就任記者会見に臨んだ。同監督はこのなかで、次のように意気込みを話している。

「私のことを知っている人ならば、私がお世辞を言ったりはできないということも知っているはずだ。私にとって、ナポリは到達点ではない。さらに上を目指すチームと比肩できるのがナポリだ。ナポリの街やサポーターのアツさは知っている。その意味では、ここはトップクラスだよ。刺激やメディアのプレッシャーもね。これほどのチャンスを受け入れるかどうか、迷うことなんかできないさ」

「目標? 指揮官がその真剣さとプロであることを示すには、個人的にチームのことを吟味する必要がある。テレビでナポリのことは見ていたから、全体的なアイデアというのは持っているが、何をすべきか、クラブにどんな話をすべきかということを理解するには、選手たちと毎日を過ごす必要がある。違いをつくるのは、トレーニングなんだ」

「ただおそらく、ナポリはこれまで私が率いてきたチームのなかで、最もテクニック面での才能があるチームだ。これまでのキャリアで、私は自分がどんなタイプのフォーメーションにも適応できることを示してきた。だが、サッカーとは数字ではない。レッジーナで3-4-3をやり、サンプドリアでもそれを望まれたが、実際にいる選手たちに合わせなければいけないんだ」

「ただ、大事なのは選手たちであり、ソウルであり、物事を行うリズムだ。理論上で言えば、これほど競争力のあるチームはない。だが、テーブルの上での価値なんて、何の意味もないのさ。我々は価値と熱意が詰まったグループをつくらなければいけない」