9月30日のチャンピオンズリーグ(CL)グループAのマッカビ・ハイファ(イスラエル)戦で、ボルドーのMFヨアン・グルキュフが「左太腿にピリッとした痛みを感じ」、前半終了とともに交代した。

 診断の結果、全治10日間。グルキュフは10月10日と14日の代表戦を辞退した。リーグ・アン第8節のサンテティエンヌ戦(3日)も欠場する。

 ボルドーのブラン監督が司令塔の代役として白羽の矢を立てたのが、フランスU-21代表のグレゴリー・セルティック。昨季プロデビューを果たした20歳で、デビュー2試合目でリーグ・アン初ゴールをあげたものの、出場は6試合にとどまった。

 今季もまだリーグ戦は1試合に途中出場したのみで23分しかプレーしていない。ただし先日のマッカビ・ハイファ戦では、72分から登場し、決勝ゴールをアシストしてCLデビューを飾った。

 セルティックはレキップ紙に「ヨアンは我々にとっての“プチ・ジズー”。彼の離脱でチームに穴があくことになる。もし僕に彼の代役が任されるなら、精一杯やるつもりだ。でも何といっても彼はフランス代表の司令塔。彼ほど決定的な役割を果たせるとは限らないが、自分にできることをやってチームに貢献したい」と力強く語った。

 今シーズンから背番号も22と“格上げ”され、ユニフォームに自分の名前が入ったことを喜ぶセルティック。「昨季までは33番で名無しのユニフォームを着けていた。人から“プチ33”と呼ばれたよ。これってジロンド県(県番号が33)のフリーペーパーの名前なんだけどなあ」とまだ初々しいが、ブラン監督からは大きな期待を受けている。