批判に触れたまいさんのブログ

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   「付き合っている人が横にいるのに、おかしいじゃん!」――。日テレ「エンタの神様」で、男女のお笑いコンビがこんな痴話ゲンカを繰り広げ、「不快だ」と反発が出ている。最後に相方のほおを引っぱたいて出て行ったのは…?。

「どうせ、こんなのオンエアされないでしょ」

   異性の壁を克服しないといけないためか、お笑い界に男女コンビは珍しい。その中で、「痴話ゲンカ」を繰り広げたのは、結成3年目の「サジタリ」。日本テレビ系で2009年9月5日放送のバラエティ番組「エンタの神様」で、コントの途中から次第にお互いの「交際」を巡って言い争いになったのだ。

   コントでは、ボケ役の清水シュンさん(30)が、最近、イケメンタレントの小栗旬さんにはまっているというツッコミ役のまいさん(26)に突然キレた。なぜキムタクではないのかといぶかり、いきなりこう切り出したのだ。

「だってさ、考えてみてさ、付き合っている人が横にいるのにさ、そんなの言うことおかしいじゃん!」

   客席が「えー」とどよめき、まいさんは「恋愛感情とかは一切ない」と否定。しかし、シュンさんは「純粋に体だけの関係?」などと畳みかけ、ポケットから「戸締まり忘れないでね」とのまいさん書き置きの手紙を示すと、まいさんは、慌て出す。そして、「ここでバラす必要あんの?」と口を滑らせた。

   シュンさんは、どさくさに紛れてまいさんの胸を触る仕草をみせ、「オレと付き合ったときより大きくなっているよね」とさらに暴露。「これ全国放送なんですけど…」と遮るまいさんに、シュンさんは、「どうせ、こんなのオンエアされないでしょ」。これに、まいさんが「あのベッドの下に隠しているエロビデオなんなの?」などと反撃した。そして、シュンさんが、2人で謝って最初からコントをやり直そうと提案すると、まいさんは、「お前のせいだろ」とビンタしてステージから消えた。

   まいさんのブログでは、番組が始まると、コメント欄に「今見てま〜す がんばってください」とファンから激励が寄せられた。

所属事務所「見たままで受け取って下さい」

   ところが、番組が進むにつれ、「ほんとに付き合ってたんですかー? びっくり!」「どこからがまじなんですか?笑」と次第にコメントにも変化が。そして、

   「ネタだろうけど痴話喧嘩で笑えるわけないよね」「ネタでもガチでもひいたぁぁ」と違和感を訴える声が相次ぐようになった。

   「面白かったですよ(笑)」「注目を浴びるのにはいい作戦」と擁護も多いものの、不快感を訴える声は多く、コメントが計1000以上も寄せられ炎上している。サジタリ相方の清水シュンさんのブログも、コメント300以上の炎上状態だ。

   これに対し、まいさんは、ブログを2009年9月6日更新。この状態に驚きながら、「謝罪も含め、言いたいことと 言えないことが同じくらいで 結果何も言えない感じです!」とだけ書いた。とはいえ、「凹むなぁ〜(笑)」と心情を吐露している。

   番組では、コントの冒頭に、「ガチなカップル漫才、サジタリ。今夜は、2人が漫才の最中にマジで喧嘩モードに入ってしまう〜」と紹介されていた。本気なのかネタなのか、所属事務所のアミー・パークに聞くと、担当マネージャーは、「見たままで受け取って下さい」と言う。2人の交際やコントへの批判については、「お答えすることはありません」としている。

   ところが、エンタの神様の番組担当者は、コントについて、「あれはネタでした」と明らかにした。2人のアイデアで、演出は加えていないという。シュンさんがブログで「収録はしたもののオンエアはないと思っていた」と書いているが、担当者は最初から放送予定だったとした。

   番組には、視聴者から7日昼過ぎまでにクレームが5件入っているという。これに対し、番組担当者は、「ネタと理解していただけるのが難しかった。今後は、このようなことがないようにしたい」と話した。

   エンタの神様では、過去に、クワバタオハラのくわばたりえさんが胸を出そうとしたり、カンニング竹山さんが突然尻を出したりして、それぞれ番組内で後に謝罪している。

   番組の視聴率低下も指摘されるだけに、同じようなパターンによる話題作りの可能性はないのか。しかし、番組担当者は、番組内での謝罪については決まっていないとしたうえで、話題作りについては否定している。

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