(C)松本零士・東映アニメーション
 第1作劇場公開より30 周年を迎える「銀河鉄道999」。8 月4 日には映画祭の開催が決定したほか、シリーズ初のBlu-ray Disc発売など、まさに今年は“999イヤー”である。そしてこの度、イベント用アニメーションとして、鹿児島からはじまる壮大なオリジナルストーリー、「銀河鉄道999 ダイヤモンドリングの彼方へ」を製作することが決定した。

 鹿児島県は日本で唯一打上げ射場を有する「宇宙に近い県」と呼ばれており、先週の十島村(トカラ列島)の悪石島を中心とした皆既日食イベントを行ったことも記憶に新しい。さらに、11 月には鹿児島と熊本を走る肥薩線が全線開業して100 年目を迎えるとともに、2011 年春には鹿児島と福岡を結ぶ九州新幹線の全線開業も控えており、鹿児島に「宇宙・天文関係」と「鉄道関係」のトピックスがたくさんあることから今回のコラボが実現した。

 そこで、「銀河鉄道999」の産みの親である松本零士が理事長を務める財団法人日本宇宙少年団と共に、次世代を担う子供たちに、鹿児島の魅力と宇宙や科学の素晴らしさを伝えるべく、新作映像を制作する運びとなった。作品は999 秒(16 分39 秒)で制作され、2009年9月9日に開催される「銀河鉄道999映画祭 in 鹿児島」での公開を皮切りに、様々な場所での上映を予定中。

 鹿児島の景色を背景に、美しい横顔のメーテルと、微笑む鉄郎のヴィジュアルが公開されており、貴重な映像に今後も多くの注目が集まりそうだ。

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東映ビデオ|銀河鉄道999 Blu-ray

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