ホームでナポリを下したカターニャのゼンガ監督は、試合後に今シーズン限りでの退団を表明した。

「この試合は、わたしにとってホーム・カターニャでの最後の試合だった。苦しい決断だったが、いい状況の時にクラブを去るほうがいいと思った。カターニャにとって、わたしと一緒に過ごした時間が素晴らしい思い出になってくれることを祈っている。オファー? 他のクラブからオファーを受け取っていない」

カターニャのアントニーノ・プルビレンティ会長は、ゼンガ監督の退任を1か月前に認めていたという。

「1か月前から、ゼンガの気持ちは知っていた。クラブに最高の結果をもたらしてくれたゼンガには感謝の気持ちでいっぱいだ。彼とともに過ごした14か月は素晴らしいものだった。われわれは彼の今後の活躍を祈っている。彼もまた、セリエAの監督として活躍の場を与えたカターニャに感謝しているはずだ」

カターニャはゼンガの後任に新進気鋭の若手監督を希望していると言われており、具体的に言えば、いずれも今シーズンはレーガ・プロ1(旧セリエC1)のカテゴリーに在籍している、プロ・パトリアのフランコ・レルダ(41歳)、レッジャーナのアレッサンドロ・パーネ(41歳)、ラベンナのジャンルカ・アッツォーリ(38歳)の名前が挙がっている。

カターニャ 3−1 ナポリ

得点者:カ=森本(42分)、マスカーラ(88分/PK)、ファルコニエーリ(91分) ナ=ボリアチーノ(28分)

カターニャ(3−4−1−2):コシツキ;ストビーニ、テルリッツィ、カプアーノ;イズコ、シャッカ、テデスコ(66分ビアジャンティ)、ジャマ(59分ファルコニエーリ);マスカーラ;マルティネス、森本
(控え:アチェルビス、シルベストリ、ダミーコ、カルボーニ、パオルッチ) 監督:ゼンガ
警告:マルティネス

ナポリ(3−5−2):ナバーロ;サンタクローチェ、コンティーニ、アロニカ;グラーバ、ブラージ(75分ガルガノ)、ボリアチーノ、パツィエンツァ(18分ダトロ)、マンニーニ;ピア(58分ラベッシ)、サラジェタ
(控え:ジャネッロ、ヴィターレ、リナウド、デニス) 監督:ドナドーニ
退場:マンニーニ(88分) 警告:ブラージ、コンティーニ