フランスの全国プロサッカー選手連合(UNFP)が24日、2008-09年シーズンのセレモニーを開催し、各賞受賞者を発表した。

 最優秀選手には、ボルドーのヨアン・グルキュフが選ばれた。最終節を残すこれまで、チーム最多の36試合に出場し、12ゴール、10アシストと文句なしの成績。ただしUNFPの公式サイトによると、リールのブラジル人MFフェルナンド・ミシェル・バストスと最後まで激しい争いを演じたようだ。数字だけを見れば、たしかに14ゴール、11アシストのミシェル・バストスが上回るが、リーグ優勝に王手をかけるボルドーを牽引したグルキュフの活躍が評価された。

 最優秀ゴールキーパーも熾烈な争いとなったが、ユーゴ・ロリス(リヨン)が昨年の受賞者スティーブ・マンダンダ(マルセイユ)を抑えて初受賞を果たした。

 最優秀新人には、18歳でベルギーのフル代表入りしたリールの攻撃的MF、エデン・アザール。

 また、サポーターから惜しまれながら今シーズン限りでの退団が決まっているマルセイユのエリック・ゲレツ監督が最優秀監督に輝いた。

 今シーズンのベストイレブンは以下の通り。マルセイユのCBイウトンはランス時代から3年連続で選ばれ、同じくマルセイユからはMFシェイルー、SBタイウォも2年連続で受賞した。昨年のMVP、リヨンのベンゼマはベストイレブンからも外れた。

GK
ユーゴ・ロリス(リヨン)
DF
ロッド・ファニ(レンヌ)
ヴィトリノ・イウトン(マルセイユ)
スレイマン・ディアワラ(ボルドー)
タイ・タイウォ(マルセイユ)
MF
ブノワ・シェイルー(マルセイユ)
フェルナンド・ミシェル・バストス(リール)
ヨアン・グルキュフ(ボルドー)
ステファン・セセニョン(パリ・サンジェルマン)
FW
ギョーム・オアロ(パリ・サンジェルマン)
アンドレ=ピエール・ジニャック(トゥールーズ)