“平成生まれバンド”S.R.S、映画「重力ピエロ」主題歌に

　“平成生まれバンド”S.R.S（エス･アール･エス）のデビューシングル「Sometimes」が、5月23日に公開される映画「重力ピエロ」の主題歌に起用された。

　「重力ピエロ」は、伊坂幸太郎の同名小説を原作にした、家族の愛と事件の謎を追う物語。数々のヒットを産み続ける伊坂作品の中でも「重力ピエロ」は第129回直木賞候補に選ばれるなど代表的な作品であり、その難解なストーリー展開から映像化不可能とされていた。今回、2000年の監督デビュー作、窪塚洋介主演「Laundry」で圧倒的な映像美を見せ、「サンダンス・NHK国際映像作家賞・日本部門」を受賞した森淳一監督が作品の世界観を損なうことなく見事に完成させた。加瀬亮、岡田将生、小日向文世、鈴木京香、吉高由里子といった個性あふれるキャストにも注目が集まっている。

　S.R.Sは、平成生まれを対象にしたバンドコンテスト「Hジェネ祭り'07」に出場し、10代とは思えないほど卓越したメロディセンスで初代グランプリを勝ち取った北九州在住のロックバンド。彼らが初めて作った楽曲が映画関係者の耳にとまり、新人バンドとしては異例の抜擢となった。本作に向け、チャットモンチー、9mm Parabellum Bulletを手掛けるいしわたり淳治氏をサウンドプロデューサーに迎えて楽曲を制作。「重力ピエロ」の衝撃的な結末を印象的に盛り上げる。

　また、「Hジェネ祭り」を開催している「THE STREET FIGHTERS」（テレビ朝日系）では、S.R.Sのデビューまでの道のりを追った特集をオンエアすることも決定している。

　「Sometimes」は5月20日（水）、トイズファクトリーより発売。映画「重力ピエロ」は5月23日（土）より全国ロードショー。