こんにちわ 占い鑑定士の飛鳥 銘です。
女性誌を見ると、どうやって草食系男子にプロポーズさせるかという記事が必ず載っています。草食系というからには旧世代(今、40台の男性)たちは、肉食系だったということの裏返しであるわけですが、私が男性の鑑定を引き受けている限りの話としては、もちろん個人差のほうが大きいわけですが、必ずしも草食系だとは思えないのです。

普通にカワイイ子を見ればときめきますし、性欲もちゃんとあります。なのになぜ草食系になっちゃったのかと理由を考えれば、娯楽の多様化とか食生活の変化とか色々言われていますが、もっと根本的な理由について、誰も口にしないようなので、私が整理してみたいと思います。



草食系男子の増加にはもちろん様々な理由が存在するのでしょうが、一番大きな理由はセクハラの社会的認知と男女共同参画の普及です。
セクハラ防止にせよ、男女共同参画にせよ、「女性を性の対象として見ない。一人の独立した人格として男女が力を合わせて社会を運営していこう」ということが基本になります。

それでは、今40歳以上の旧世代は、女性を性欲の対象としてしか見ていなかったのかと問われれば、実は7割くらいは「YES」です。もう少し詳しく見れば「性欲の対象」「恋愛の対象」「ヨメサン候補」の三分類くらいでしょうか。

ところが、女性をいやらしい目つきでジロジロ見るとか、挨拶代わりに尻を触るだとかいった行為はセクハラとして鋭く糾弾されるようになりましたし、「セクハラ」のレッテルを貼られたら社会的に抹殺される可能性するあるわけで、当然、女性を性の対象と見ることを自制するようになります。

加えて男女共同参画社会の理念です。「男性と女性はともに社会の担い手」というのが基本ですから、同じように「女はさっさとヨメに行って家庭に収まるのが基本だよね」という旧世代の常識は否定されます。

セクハラのない、男女が共同で運営する社会を創造しようとすれば、男性は草食系になるのが当然の流れなのです。先週「お前胸ないなぁは愛されています」という記事を書きましたが、これだって男性は相当な覚悟の上で言っているのです。

男女共同参画社会にとって理想的な男性が出来上がりつつある現在、あとは女性の意識改革のほうが問題といえます。
「女は結婚してナンボ」という意識は、「女性と仕事」というテーマで散々議論された後、女性たちの意識は結局昔のままというケースが多いわけです。

セクハラについても、スケベオヤジの不快な行為は撲滅されましたが、会社のイケメンからのアプローチもセクハラリスク回避のためになくなってしまい「あれ?」という感じになってしまいました。

すでに社会的な流れとなっている草食系男子について、いくら文句を言ってもどうにも止まりません。草食にふさわしい恋愛スタイルを女性が提案すれば、男性には恋愛感情も性欲もあるわけですから、新たな展望が開けると思われます。ぜひ女性同士の集まりで美味しいお酒と料理でも食べながら話し合ってみてはいかがでしょう。

どうぞ皆様素敵な週末をお過ごし下さい。

(編集部 鑑定士 飛鳥 銘)

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