ドイツ代表FWのルカス・ポドルスキが、所属のバイエルン・ミュンヘンに対し、1月の移籍させてほしいと訴えたが、ユルゲン・クリンスマン監督は24日、放出するつもりはないと話した。

 ポドルスキはドイツのビルト紙に、「この冬にバイエルンを出る決意をした。クラブの首脳陣には、移籍希望を伝えた」と話していた。
 しかし、クリンスマン監督はCLのステアウア・ブカレスト戦を前に、「リーグ後半戦には最低でも4人のストライカーで臨みたい。その一人はポドルスキだ」と話した。

  23歳のポドルスキは、2006年W杯で最優秀若手選手賞を受賞後、ケルンからバイエルンに加入したが、先発のポジションを確保できずにいる。1年目はリーグ戦4ゴール、翌年は5ゴール、今季はここまで3ゴールと、60試合出場で31得点という代表での記録と比べるとはるかに物足りない。
 1月には、アメリカ代表FWランドン・ドノヴァンが期限付き契約で加入することもあり、ポジション争いはますます厳しくなりそうだ。