プレシーズンマッチでも課題であった守備の脆さを垣間見せたミラン。アンチェロッティ監督は以前から今夏の移籍マーケットにおけるDFの獲得をフロントに強く要請していたが、その不安が的中した形だ。これを受けて、一度は補強完了宣言したガリアーニ副会長もアンチェロッティの意向に応えるべく、一度はチェルシーに断られたセルビア代表DFブラニスラフ・イバノビッチの獲得を改めて目指していることが明らかとなった。

 イバノビッチ本人は、チェルシーでベンチを温めるよりミランへ移籍して出場機会を探りたいと、移籍を前向きに考えていると伝えられている。あとは金銭面を含めたチーム間交渉がどこまで進展するか。マーケット閉鎖まで注視が必要だろう。