「あなたはよけたけど、タバコの煙は私にぶつかってきた」というようなテレビ広告があった。
喫煙者には耳が痛いだろうが、吸わない側にとってはタバコの煙や臭いは異物なのだ。そんな感情を手で表現したら殴られて鼻を折られてしまった事件が発生した。

米国ほどまでは行かないが、日本でも喫煙スーペースは減り喫煙者にとっては肩身が狭くなるばかりだ。喫煙ルールを守って吸うぶんには、堂々と喫煙してもらっていいのだが、まだまだ、「タバコ吸うのがなぜ悪い」とばかりに路上や公園で喫煙をする者が少なくない。公園や観光地などで自然のおいしい空気を満喫している時に漂ってくるタバコの臭いほど興ざめなものはないのだが、これは喫煙者には理解できないから事は難しくなる。
2008/7/24gooニュースによると、
7月22日午後9時50分ごろ、さいたま市の路上を歩いていた同市の男子大学生(23)が、タバコの煙が自分の顔にかかったので手を振って振り払った。すると、煙の主である市内のアルバイトの男(22)が腹を立て大学生ともみ合ううちに顔を殴った。
殴られた大学生は鼻血が出た。その場で
「知らない男に顔を殴られて鼻血が出た」
と携帯電話で110番したため、埼玉県警浦和署員が駆けつけて男を傷害の現行犯で逮捕した。
調べでは逮捕された男は路上で喫煙していたところ、
「(学生の)そぶりに腹が立った」
と言っている。

やはり、タバコ(の煙)が嫌いな人は突然タバコの煙が漂ってくると態度にも出るだろう、お互いに認識しあった状態でタバコを吸う時はまた別の態度にもなるというものだ。
喫煙者も状況を認識してルールを守って楽しめば問題ない。

(編集部:TAKESHI)