メジャー版・春の珍事? ヒルマン新監督率いるロイヤルズが快進撃―。タイガースを3タテで下して、ア・リーグ中地区を躍進するロイヤルズ。地元紙の「カンサスシティ・スター」紙の電子版は、「ちょっぴり、夢を描いてみようか? 今でなければ、いつ(出来る)?」の書き出し。ロイヤルズが開幕3連勝したのは、40年の球団の歴史の中で5度目のことで、敵地開幕カードをスイープしたのは、77年のデトロイト戦以来2度目のことだと報じた。
 オフに大型補強に成功し、前評判が高かったタイガースが相手だけになおのこと。「備をさせるのは、監督の責任だが、それが出来ていなかった。我々はまるで死んだみたいだ」と敗軍の将、タイガース・リーランド監督のコメントも紹介されている。
 グルジラネック二塁手は「驚かせてやる。単にこのスタートだけじゃなくて、皆を驚かせてみせるつもり。我々は確かにいいチームになっている」。ヒルマン新監督率いる伏兵・ロイヤルズが、台風の目となるか。