リバプールのラファエル・ベニテス監督は、チャンピオンズ・リーグ(CL)準々決勝の対戦相手がプレミアリーグで首位を走るアーセナルに決まったことについて、「十分倒せる相手」とコメント。カップ戦を得意とする知将は、同国クラブとの対戦に大きな自信を見せた。

 CLの決勝トーナメント1回戦でイタリア王者のインテルを破り、ベスト8まで駒を進めたリバプール。過去3シーズンで2度の決勝進出を誇るなど、CLでの実績は欧州でも随一のベニテスは、イングランド勢を倒して欧州ナンバーワンの称号を再び手にすると豪語した。

「確かにアーセナルはプレミアで首位を走っている。しかし、我々が残してきたCLでの実績は彼らも知っているだろう。我々はインテルという強豪チームを破って、ベスト8に駒を進めた。この大会には絶対の自信を持っている。アンフィールド(リバプール本拠地)の雰囲気は対戦相手に大きなプレッシャーを与えることが出来る。もしかしたら、優勝までに、アーセナル、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッドの3チームと戦うことになるかもしれないね。ただ、今は目の前のアーセナル戦に集中したい」

 カップ戦も含め、現在6連勝中のリバプール。そのうち2試合でエースのフェルナンド・トーレスがハットトリックを達成するなど、自慢の得点力が機能しはじめている。大型補強を敢行しながら、今シーズン獲得可能なタイトルがすでにCLのみに絞られたベニテスは、得意の大会で名誉挽回の機会を虎視眈々とうかがっている。

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