「赤い悪魔」を長年に渡って支えてきた男が引退を示唆――。マンチェスター・ユナイテッドに所属するノルウェー出身のオレ・グンナー・スールシャールが来季限りでの引退を示唆した。

 今年で34歳を迎えたストライカーは、地元ノルウェーのベルデンスガング紙の取材で、契約満了する来季以降はプレーする意志がないことを語った。

 スールシャールは1996年にマンチェスター・ユナイテッドに入団。「ベビーフェイスの暗殺者」のニックネームでファンから慕われ、1998-99シーズンには前人未到のトレブル(3冠)に貢献した。た欧州チャンピオンズリーグ決勝戦では、ロスタイムに逆転の決勝ゴールをあげ、「カンプ・ノウの奇跡」を演出した。デイビッド・ベッカムがレアル・マドリーに去った後、右サイドでポジションを奪うが、ここ数シーズンは度重なる怪我に悩まされ続けていた。