ファビオ・カペッロ監督の去就問題が取り沙汰されるレアル・マドリーだが、この6月でカペッロ監督がレアル・マドリーを出て行くことはどうやらはっきりしているようだ。同会長はメキシコの有力日刊紙“レフォルマ”にカペッロ監督の続投はないことを示唆し、すでに次期監督候補をリストアップしていると言及。スペインメディアでは、カペッロ監督の後任として現ヘタフェのベルント・シュスター監督が最有力候補と報じられているが、カルデロン会長は現段階ではシュスター監督との契約はまだ白紙の状態であるとし、ベニテス監督やモウリーニョ監督の招聘も視野に入れているとも伝えている。

「時期監督候補をリストアップしているのは本当だ。私が会長選挙に立候補した際にもすでにシュスターについては話をした。だが、ラファ・ベニテス(リバプール)やジョゼ・モウリーニョ(チェルシー)もそのリストに入っている」。

 そして、「我々が良い試合していないことにファンは満足していない。ファビオ・カペッロは3シーズン無冠のクラブを再建するという使命のもとレアル・マドリーにやってきたが、それはそう簡単なことではない。我々にはついていない部分もある」と、タイトル奪回のためにカペッロ監督を招聘したものの、うまく結果に結びついていないことを残念がってもいる。

 カルデロン会長がカペッロ監督の続投はないと示唆した今、次期監督を巡ってこれから熱い報道合戦が繰り広げられそうだ。先日、“マルカ”紙が行ったアンケートでは、ファンの間ではシュスター監督の就任を望む声が高まっているが、レアル・マドリーの次期監督は果たして?

(スペイン通信)