ユベントスFWダビデ・トレゼゲ(29)が3日発売の“スポーツウィーク”の独占インタビューに応じ、自身の去就問題について「ユベントスとの契約はあと一年残っているので、その契約を尊重したい」と語り始めた。

 トレゼゲは続けて「自ら出て行きたいと発言した事は一度もないし、クラブ側から『欧州CL出場権を剥奪され、セリエB降格となって申し訳ない』と詫びられたが、自分はあまり落ち込まなかった。たとえ剥奪されたとしても、昨季我々の実力でセリエA優勝を果たした事はグラウンドで証明されていたわけだから・・・。ただ、どういうわけか紙上では俺が『欧州CLに出場できないのであれば移籍したい』と主張していると報道されてしまった。実際、俺自身はユベントス残留を決意した他選手と一緒に力を合わせてがんばろうとより結束を固めていたんだけど。ユベントスは106年の歴史を持つ伝統あるクラブなので、たった一年セリエBでプレイする事はたいした問題ではなかった」と今季開始前の心境を初めて明かした。

 ただ、トレゼゲは今季開始前、クラブ側の説明が十分でなかった事にも触れ、「ユベントスを去った選手と同様の連絡、意思確認が自分になかった事は残念だった。ユベントスにとって、自分が必要不可欠と判断されたからかもしれないが、7年もこのクラブに在籍していたのだから、もう少し配慮があっても良かったんじゃないかな?8月10日から夏期合宿を始めるという連絡しかなかったわけだから」と当時を振り返った。