画像イメージ

写真拡大

広島がFAで巨人に移籍した丸佳浩外野手(29)の人的補償として、巨人の長野久義外野手(34)を選択する方針を固めたと、2019年1月7日に東京スポーツWEB版が報じた。記事によると、広島は年明けに長野獲得の方針を固め、早ければ7日にも広島、巨人両球団から発表される見込みとされる。

昨年、巨人からFAの人的補償として内海哲也投手(36)が西武に移籍し、世間の注目を浴びた。巨人の功労者である内海が28人のプロテクトリストから漏れていた事実は、球界に大きく揺るがし、衝撃が走った。そこにきてまたも生え抜き功労者の移籍報道。背番号「7」がプロテクトから漏れ、広島へ移籍となれば内海以上の衝撃となる。

陽岱鋼「ものは凄い」、長野の評価は...

巨人は昨年12月12日までに広島に28人のプロテクトリストを提出。これに先立って広島の鈴木清明球団本部長は、丸外野手が巨人入団を表明した11月30日に「(プロテクト)リストを見てから」と前置きした上で、「いい選手がいたら取りにいく。(年俸が)高くてもいく可能性がある」と話しており、投手、野手に限らず、しかも高額年俸の選手でもリストから漏れていれば獲得に動く意向を示していた。

内海に続くベテラン大物選手のプロテクト漏れの可能性は十分考えられる事態だったが、ネット上では巨人ファンから「長野が漏れているのでは」の声が上がり始めていた。事の発端は、2019年1月1日に放送されたラジオ番組「開局60周年 ラジオ日本新春スポーツスペシャル 徳さん×原監督 ジャイアンツ復権への道」(ラジオ日本)での原辰徳監督(60)の発言だ。

番組内では原監督が今年の抱負を語りつつ、新戦力の炭谷銀仁朗捕手(31)、丸佳浩外野手(29)、中島宏之内野手(36)らに言及。外野手に関しては、松原聖弥外野手(23)、重信慎之介外野手(25)ら若手のポテンシャルに触れつつ、陽岱鋼外野手(31)を「(持っている)ものは凄い」と高く評価し来季の活躍に期待を寄せた。

数字では丸に及ばないとはいえ...

このやりとりの中で原監督が長野の話題に触れなかったことをネット上でファンが指摘し、元旦早々に「長野のプロテクト漏れ」の憶測が飛び交った。

広島は当初、人的補償の選択選手について期限の1月19日まで熟考する構えを見せていたが、1月4日に広島・松田オーナーは「現場と擦り合わせて、10日前後に巨人に知らせる」と前倒しする意向を示した。すでにこの時点で選択選手が決まっていた可能性が高い。

長野の来季の年俸は2億3000万円で、丸の昨季の2億1000万円を上回る。昨季の両者の成績を比較すると、打率306、39本塁打、97打点の丸に対して長野は打率290、13本塁打、52打点と、数字では丸に及ばないが、チームのリーダー的存在の経験は若手にとって生きた手本となる。

広島は「予告」通り、大物ベテラン選手を選択するのか。内海に続いて長野が流出となれば、巨人ナインに与える影響は大きく、チームの士気を揺るがしかねない事態となるだろう。