PayPayでおわびも「認知度No.1」に自信、ソフトバンク上場会見
ソフトバンクグループの携帯電話子会社、ソフトバンクは19日、東証1部に上場しました。記者発表会では宮内謙社長兼CEOが登壇し、事業概要を紹介しました。

宮内社長が通信事業と今後の事業の柱として紹介したのが、ソフトバンク・ビジョン・ファンドで成功した事例を日本に導入する新規事業。12月に「100億円あげちゃうキャンペーン」を実施して話題となったQRコード決済「PayPay」もその1つと位置づけられています。

「100億円あげちゃうキャンペーン」ではわずか10日でキャンペーン予算を使い切り、話題となりました。一方で、クレジットカード登録の設定プロセスのセキュリティー管理の甘さにつけこまれ、不正に入手したカード情報を利用されるなど、問題も発生しました。

宮内社長はPayPayを紹介する冒頭で、「ご迷惑をおかけしたことをおわび申し上げます」と陳謝しました。そして、「昨日、ぜんぶ改良しました」とサービス改修が完了したことを報告しました。

キャンペーンのポジティブな効果として「PayPayの名称認知度、サービス内容の理解、利用意向の3項目において、QRコード決済でナンバー1になった」と自信を見せました。