瀬戸康史の「まんぷく」途中参加で期待される“仮面ライダー対決”

写真拡大

 11月1日放送の朝ドラ「まんぷく」(NHK)第28話で“泥棒”として初登場した瀬戸康史演じる神部茂。福子(安藤サクラ)、萬平(長谷川博己)、鈴(松坂慶子)らが居候している香田家に侵入するも、鈴の声に驚いて腰を抜かし、素性を詰問されている間に空腹のあまり倒れるという派手で印象的な登場シーンとなった。この日はさらに香田家に嫁いでいる克子(松下奈緒)のもとに、要潤演じる夫・忠彦が戦地から帰って来るという朗らかなシーンが続いた。

 神部は、実はこれから萬平(長谷川)の右腕となる重要なキャラクター。戦争で天涯孤独となった名門大学を卒業した秀才で、まずは克子と忠彦の子どもらの家庭教師として、福子らと同じく居候になるのだ。

「瀬戸が今回演じる神部は、とぼけた明るいキャラクターです。深夜に泥棒として登場するも、空腹で倒れた自分にすいとんを食べさせてくれた福子らに感謝し、翌朝には家の中を雑巾がけして満面の笑顔を見せるというおとぼけぶりは、俳優・瀬戸康史の新境地と言えるのでは。瀬戸は2008年放送の『仮面ライダーキバ』(テレビ朝日系)で主演しましたが、即ブレイクとはならず。2016年上半期放送の朝ドラ『あさが来た』(NHK)で演じた成澤泉役でやっと“ナル様”としてブレイクしたと言えるでしょう。

 対して今回、売れない画家・忠彦として共演している要は、2001年放送『仮面ライダーアギト』で“2番手ライダー”を演じ、主演の賀集利樹以上に大ブレイク。お世辞にも演技が巧いとは言えませんが、クールな容姿とユニークな素顔に女性ファンがたくさんついています。『まんぷく』でもすでに第2話で妻の荒れた手を美しいと褒め、女性視聴者をメロメロにしています。同じ仮面ライダー出身俳優として、瀬戸には要とは違ったアプローチで女性視聴者を虜にしてほしいですね」(テレビ誌ライター)

 瀬戸が演じるおとぼけキャラ・神部に期待したい。