会談前、握手を交わす金氏(左)と安氏(写真共同取材団)=26日、板門店(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮は26日、板門店で10回目の将官級軍事会談を行い、年末までに軍事境界線付近にある11カ所の見張り所を撤収する日程に合意した。

 会談には韓国から首席代表の金度均(キム・ドギュン)国防部対北政策官(陸軍少将)ら5人、北朝鮮からは団長の安益山(アン・イクサン)陸軍中将(韓国の少将に相当)ら5人がそれぞれ出席した。

 金氏は会談の終了前、「漢江河口の共同水路調査の推進日程や詳細な履行策についても合意するなど、極めて意味があり、成果がある会談だった」と評価。安氏は「きょうのように北南の軍部が提起されている問題を深く幅広く協議し、見解を一致させた例はない」として、「北南の軍部が首脳の意向を受け継ぎ、互いに尊重し理解すれば、民族の期待に合致するよう、うまくやっていけることを改めて立証した」と満足感を示した。