男子テニスの錦織圭【写真:Getty Images】

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3位デルポトロ離脱で一躍白熱、9位錦織は10位イスナーと一騎打ちへ

 男子テニスの錦織圭(日清食品)は、上位8選手が出場権を得るATPツアー・ファイナルの最新年間獲得ポイントランクで9位に浮上。3位につけ、出場が確実だったフアン・マルティン・デルポトロ(アルゼンチン)が故障、離脱が決まったため、代わって“出場圏内”となった。10位ジョン・イスナー(米国)との一騎打ちの様相を呈しているが、海外メディアも「日本のスターはもうひと踏ん張りできるだろうか?」と注目している。

 錦織は男子テニス界を盛り上げたトップ8の祭典に滑り込めるか。デルポトロの悲運の離脱により“圏内”の9位に浮上した日本のエースに海外メディアも注目している。

 英専門メディア「ライブテニス」は公式ツイッターに「ケイ・ニシコリがRACE to LONDONで9位に浮上。日本のスターは最終戦に向け、もうひと踏ん張りできるのだろうか?」とつづり、公式サイトではポイントランク上位11選手の現状を分析している。3000ポイントを獲得している9位の錦織については今季34勝16敗とレポート。寸評では、こう伝えている。

「ケイ・ニシコリは手首負傷のため2017年を台無しにしたが、その後は素晴らしい復帰を見せている。2016年2月以降のタイトルは無い。ニシコリの極めて多忙なシーズンが終えようとしている。彼はこの(タイトル)欠乏を止め、最終戦出場に向け進んでいる」と紹介している。

 一方、70ポイント差で追うイスナーについては30勝16敗で今季ツアー2勝と紹介。「もし現在の調子が続けば、Nitto ATPファイナルズ出場は不可能ではない。しかし、最近イスナーは父になった。ストックホルムまで、プレーの予定はない」と現状についてレポートしている。

 出場争いは実質、2人に絞られており、特集では錦織は残り2戦、イスナーは残り3戦と伝えている。順位死守に錦織は予断を許さず、1つでも多く勝ち上がりたいところだ。(THE ANSWER編集部)