NBAのグリズリーズと2ウェイ契約を結んだ渡辺雄太【写真:Getty Images】

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グリズリーズと2ウェイ契約の渡辺がメディアデーに登場

 米プロバスケットボール、NBAのグリズリーズと2ウェイ契約を結んだ渡辺雄太が24日に行われたキャンプイン直前の「メディアデー」に登場し、背番号12のユニホーム姿を披露。実際の写真を自身のツイッターでも公開し、注目度が高まっているが、現地メディアも歴代2人目の出場を目指す日本人に熱視線。「国際的センセーションを起こしている存在」などと紹介している。

 ついに、渡辺が大きな第一歩を踏み出す。自身のツイッターでは2枚の画像を公開。水色のユニホーム姿でボールを持ち、ポーズを決める渡辺。胸には「GRIZZLIES 12」が記され、背後から撮られたもう一枚は「WATANABE 12」と名前が刻み込まれている。この日の「メディアデー」で実際に撮影されたものだ。

 地元メディアも注目している。「ワタナベ、コンリー、ガソル、ジャクソンがメディアデーに登場」と見出しを打って特集したのは、グリズリーズの地元メンフィスのフリーペーパー「メンフィス・フライヤー」電子版だ。

 メディアデーの模様を紹介した記事の中で最後に日本人プレーヤーが登場したことを記述。「そしてついに、唯一無二のユウタ・ワタナベだ。彼の存在感は彼が部屋に現れる前から漂っていた」と記し、高い注目度だったと伝えている。

渡辺を紹介「国際的センセーションを起こしている存在」

「メディアデーに集結していたメディアの半数が日本からのように感じられ、それが6フィート9(206センチ)の国際的センセーションを起こしている存在のためであることは明らかであった。ほぼ全ての選手への質問の中でワタナベの名前は登場したが、それは海外メディアがワタナベについての印象を問うたからだ」

 日本メディアを中心に熱気を作り出し、メディアデーの主役の一人になったことを紹介している。さらに「ワタナベは家族、友人からのサポートに対して感謝を語った。彼のかつてのお気に入り選手はシャック(シャキール・オニール)であったそうだ」とインタビューの内容も伝えている。

 翌25日からキャンプが始まり、挑戦が本格的に幕を開けた渡辺。NBAの試合に出場すれば、田臥勇太以来、日本人2人目の快挙になる。果たして、念願は叶うのか。日本はもちろん、現地でも注目されている。(THE ANSWER編集部)