旬の味覚「文旦」を楽しむニシゴリラ=台北市立動物園提供

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(台北 24日 中央社)季節の食材を通して動物の行動の多様性を引き出そうと、台北市立動物園は中秋の名月(中秋節)にあたる24日、文旦や月餅などこの日に欠かせない食べ物を動物たちに与え、旬の味覚を楽しませた。

ポーランドから台湾に来て2年になるというニシゴリラの「ディアゴ(迪亜哥)」は、目の前に文旦が置かれたものの、初の体験だったためか、なかなか気が付かない。何回も誘導されてようやくその存在に気づくと、厚い皮を剥いて白いスポンジ状部分ごと果肉を口に運んでいた。

これに対して文旦の味を知るタイワンツキノワグマの「黒糖」は、皮を剥いてから果肉のみを口に入れるなどし、慣れた手つきを見せた。園内のスターとして人気のジャイアントパンダの一家には笹の葉や人参、りんご、ぶどうなどの好物が入った月餅形の饅頭がプレゼントされた。

(編集:荘麗玲)