サラー、代表を電撃引退か “政治利用”に怒り

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▽リバプールに所属するエジプト代表MFモハメド・サラー(26)に代表引退の可能性が急浮上した。『CNN』が報じた。

▽リバプールに加入した2017-18シーズン、公式戦44得点のハイパフォーマンスを見せ、いち躍スーパースターの仲間入りを果たしたサラー。ロシア・ワールドカップにもエジプト代表として参戦している。

▽だが、サラーはロシアW杯参戦中のキャンプ地チェチェン共和国で政治利用されたことに不満を抱き、それを許したエジプトサッカー連盟に対する反発として、代表引退を検討している模様だ。

▽サラーは先日、チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長から名誉市民の称号を受賞。これを受けて、同首長はSNSで会食やバッジの贈呈式など、サラーらとの一連の交流を報告したという。

▽チェチェン共和国は、独立を求めた武装勢力と政府による紛争が相次ぐロシアの一地域。2004年からチェチェン共和国を治めるカディロフ首長も独裁的思考や人権迫害などが問題視される人物だ。

▽そういったごたごたが続くチェチェン共和国にイメージアップ戦略の一環として利用されたと感じたサラーは、エジプトサッカー連盟に憤慨。エジプト代表と袂を別つことを考えているとのことだ。