▽明治安田生命J2リーグ第15節の9試合が各地で行われた。

▽ニンジニアスタジアムで行われた20位・愛媛FC(勝ち点10)vs最下位・京都サンガF.C.(勝ち点9)は、2-1で京都が勝利した。

▽15日に間瀬秀一監督との契約解除を発表し、川井健太監督が就任した愛媛と、11日に布部陽功監督を解任し、ボスコ・ジュロヴスキーコーチを昇格させた京都の一戦。試合は後半に動く。京都は52分、石櫃からの右CKの流れから、こぼれ球を拾った染谷がボックス右から中央へクロスを送る。これを大野が頭で叩き込み、京都が先制に成功する。

▽先制した京都はさらに61分、エスクデロ競飛王のパスを受けた本多がボックス左外からクロス。中央へ走り込んだ岩崎が相手DFよりも先に右足に当てると、ボールはゴール右隅へ吸い込まれた。

▽2点のリードを許した愛媛は77分、右サイドでパスを受けた小池がゴール前へ絶妙なクロスを送り、有田のヘディングシュートで1点差に縮めた。しかし、その後愛媛に同点ゴールは生まれず、2-1で試合終了。京都がボスコ・ジュロヴスキー監督体制初勝利を飾った。

▽大分銀行ドームで行われた首位・大分トリニータ(勝ち点30)vs2位・レノファ山口(勝ち点27)の直接対決は、2-2の引き分けに終わった。

▽連勝中同士の首位攻防戦は、首位・大分が先制する。11分、宮阪からのCKをニアサイドに走り込んだ馬場がダイレクトシュート。グラウンダーのシュートは、寄せてきた相手DFの股を抜けてゴール左隅へと吸い込まれた。

▽先制点を許した山口は後半開始早々、試合を振り出しに戻す。敵陣中央右でボールを受けた小野瀬がドリブルを開始。ボックス右からグラウンダーのクロスを入れると、走り込んだオナイウ阿道がワンタッチでゴール右隅に突き刺した。

▽しかし53分、大分がすぐさま勝ち越しに成功する。後藤からのパスを受けた松本がボックス右外からグラウンダーのクロス。中央に走り込んだ後藤が潰れ、走り込んでいた馬場がダイレクトで合わせると、ボールは右ポストを叩いてゴールネットを揺らした。

▽再び追う立場となった山口。それでも75分、三幸が敵陣中央右からクロスを送る。これは相手に防がれたが、ボックス手前へのこぼれ球を高木が右足を振りぬくと、ボールはゴール左隅へ。このゴールで試合を2-2にした山口が勝ち点1を奪取。大分は勝ち点差を広げることができなかった。

◆明治安田生命J2リーグ第15節 日程・結果

▽5/20日(日)

ロアッソ熊本 2-1 水戸ホーリーホック

松本山雅FC 1-0 アビスパ福岡

大分トリニータ 2-2 レノファ山口FC

横浜FC 3-3 ジェフユナイテッド千葉

栃木SC 0-0 FC町田ゼルビア

アルビレックス新潟 0-0 モンテディオ山形

カマタマーレ讃岐 0-3 ヴァンフォーレ甲府

ツエーゲン金沢 0-0 徳島ヴォルティス

愛媛FC 1-2 京都サンガF.C.

▽5/18(金)

ファジアーノ岡山 vs 東京ヴェルディ

※雷雨の影響で試合途中に中止

▽5/19(土)

大宮アルディージャ 0-2 FC岐阜