村田諒太【写真:Getty Images】

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プロモーターが次戦後の統一戦を語る…候補に挙がった3人とは?

 WBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)は同級6位のエマヌエーレ・ブランダムラ(イタリア)を下し、日本人史上初となる同級王座の防衛に成功した。ミドル級3団体統一王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)との統一戦に期待が高まる中、ゴロフキンのプロモーターは「ムラタ戦は面白いね」と語っている。地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」が報じている。

 ゴロフキンは5月5日に米ラスベガスでカネロと3団体統一タイトル戦を予定していたが、カネロが2月のドーピング検査で禁止薬物クレンブテロールに陽性反応を示していたために中止に。カネロは6か月間の資格停止処分を言い渡され、ゴロフキンは代替試合として、5月5日にWBC世界スーパーウェルター級1位のバネス・マーティロスヤン(米国)と対戦することが発表された。

 カネロ戦が宙に浮いたゴロフキンに挑戦状を叩きつけた男がいた。元WBA世界ミドル級王者ダニエル・ジェイコブス(アメリカ)だった。記事では、こう語っている。

「自分がミドル級最強? 間違いない、100%だ。それを今、証明できるかは自分次第だ」

 ジェイコブスはボクシング専門誌「リング」のミドル級ランクでチャンピオンのカネロ、1位のゴロフキンに続き、2位に位置する実力者。だが、ボクシング界最強の呼び声高いゴロフキンのプロモーター、トム・ロフラー氏はこの挑戦状に興味を示さなかった。

「ゲンナジーはすでに彼を倒している。ムラタ戦は面白いね」

「ゲンナジーはすでに彼を倒している。ファンはチャーロかビリー・ジョー・サンダースを見たがると思うね。ムラタ戦は面白いね」

 記事によると、大物プロモーターはマーティロスヤン戦の先は、WBO世界ミドル級王者のサンダース(英国)、WBC世界ミドル級暫定王者ジャーモール・チャーロ(米国)、そして、村田に興味を示しているようだ。

 村田と契約を結ぶトップ・ランク社の大物プロデューサーのボブ・アラム氏はゴロフキンと村田の統一戦を東京ドームで行いたい意向をすでに示している。

 ロフラー氏が挙げた統一戦3人の候補に入った「Ryota Murata」。世界注目のビッグマッチがついに実現するのか。今後の動向に注目が高まっている。(THE ANSWER編集部)