小平奈緒、イ・サンファ【写真:Getty Images】

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史上最多11個獲得、前回ソチから“一変”に韓国紙が特集「日本の快進撃続く」

 平昌五輪は21日、スピードスケートの女子チームパシュートで日本が金メダルを獲得。98年長野大会を超え、メダル獲得数は歴代単独1位の11個になった。合計9個を獲得している韓国メディアは「ソチ大会を考えると、目を見開くくらいの成績の変化だ」と前回大会から“一変”の躍進ぶりに注目を寄せている。

「すでに金3個獲った日本、1998年長野を狙う」と報じたのは、地元紙(韓国日刊スポーツ)だった。

 記事では「韓国に劣らず日本の代表チームの快進撃が続いている」と記し、日本の躍進に触れている。21日時点で金3、銀5、銅3の計11個。前回ソチ大会は金1、銀4、銅3で総合17位だったことから「ソチ大会を考えると、目を見開くくらいの成績の変化だ」と評している。金メダル最多の長野大会(5個)に迫っていることも伝えている。

 今大会についてはスピードスケートフィギュアスケートなど6種目でメダルを獲得し、「3つの種目(ショートトラック、スピードスケート、スケルトン)で獲得した韓国と比べると、種目が多彩だ」と分析。23日の女子カーリングなどで、さらにメダルの個数が伸びる可能性もあるとしている。

近年はメダル量産できず…「日本は冬季五輪で勢いの弱さが目立っていた」と指摘

 日本が過去大会でメダルを量産できなかった歴史についても紹介している。

「日本はずっと冬季オリンピックで勢いの弱さが目立っていた」と指摘。02年ソルトレークシティ大会(銀1、銅1)では金メダルが1つも獲れず、06年トリノ大会は金1つのみ。10年バンクーバー大会(銀3、銅2)は金メダルなし、14年ソチ大会(金1、銀4、銅3)となり、フィギュアスケート男子シングル羽生結弦から金メダルが増えなかったと言及している。

 それでも、今大会は98年長野大会を上回る史上最多となる11個のメダルを獲得。「平昌オリンピックでは2連覇を達成した羽生を筆頭に、女子スピードスケートで小平奈緒、高木姉妹が猛攻を加え、180度変わった姿を見せた」と躍進を伝え、「残りの競技結果によって10位に名前が上る可能性が高くなった」とトップ10入りを有力視している。

 今大会、韓国は21日終了時点で金4、銀3、銅2の合計9個となっている。23日にはメダルをかけて女子カーリングで日本との試合が控えており、メダル獲得数でもアジアNO1を争うことになりそうだ。(THE ANSWER編集部)