ダイアナ妃、事故直後には息も…(画像は『Kensington Palace 2017年10月13日付Instagram「The Princess of Wales’s public meetings with AIDS patients helped changed global perceptions around HIV/AIDS in the 80s and 90s.(PA)」』のスクリーンショット)

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1997年8月31日に、滞在していたフランスで交通事故のため命を落とした故ダイアナ元妃(享年36)。彼女がチャールズ皇太子との間にもうけた息子ウィリアム王子とヘンリー王子、そしてウィリアム王子の妻キャサリン妃とヘンリー王子の婚約者メーガン・マークルが連日メディアの話題になる中、“王子達が愛した母・ダイアナ妃”も再び注目を集めている。

あまりに突然、そしてわずか36歳の若さでこの世を去ったダイアナ元妃。チャールズ皇太子の不倫、自身の不貞、摂食障害など多くの悩みを抱えつつ愛を探し求め最期は異国の地で事故死―。その死を受け入れることができず王子達はずいぶん辛い思いをしたというが、ダイアナ元妃本人も自身に何が起きたのか、把握しきれていなかったのかもしれない。

今年、まっさきに事故現場に到着したフランス人消防団員のひとりがメディアの取材に応じ、こう語っていた。

「車は大破して滅茶苦茶でした。(元妃が乗っていた車ですが)どの事故とも同じ用に現場で対処にあたりました。まずは誰に助けが必要か、そして誰が生きているのかを確認しました。するとダイアナ元妃はこう言いました。『ああ神よ、一体何が起きたというの?』」

またダイアナ元妃は車の後部床に倒れ、少しではあるが体を動かしていたとのこと。

「そうなんです。右肩を少し負傷していましたが、流血もなくそれ以外に目立つ怪我は(その時は)確認できなかったのです。」

その後酸素を吸入し、車から救出されたものの、ダイアナ元妃は心停止状態となり呼吸も止まってしまった。そこで心臓マッサージを施すと数秒で息を吹き返したため、同人物は「妃は助かった」と思ったそうだ。しかしその後に病院で死去したと知り激しく動揺したというが、最も嘆き悲しんだのは他でもない、当時12歳と15歳だった王子達を残してこの世を去ったダイアナ元妃本人だったはずだ。

息子達を深く愛し、「普通の生活もさせてあげたい」と様々な計画を立て王子達を楽しませたダイアナ元妃。エイズなどに苦しむ人々を救おうと尽力したダイアナ元妃。その母の背中を見て育ったウィリアム王子は立派な父に、そしてヘンリー王子はチャリティ活動に尽力する逞しい青年に成長した。今の2人の様子を、ダイアナ妃は天国から誇らしい気持ちで見守っているに違いない。

画像は『Kensington Palace 2017年10月13日付Instagram「The Princess of Wales’s public meetings with AIDS patients helped changed global perceptions around HIV/AIDS in the 80s and 90s.(PA)」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)