パチューカのFW本田圭佑【写真:Getty Images】

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クラブW杯初戦で勝利、豪快な左足ミドルで決定機「ケイスケ・ホンダの発砲」

 サッカーのクラブワールドカップ(W杯)は9日、準々決勝で北中米カリブ海王者のパチューカ(メキシコ)がアフリカ王者のウィダード・カサブランカ(モロッコ)に延長戦の末に1-0で勝利。パチューカのFW本田圭佑はゴールこそならなかったが、豪快な左足ミドルで決定機を作るなど、クラブW杯デビューを勝利で飾った。海外メディアは「ケイスケのシュートが火を噴いていた」「ホンダの発砲を機にパチューカが最大の強さを発揮」と賛辞を送っている。

 本田がクラブW杯デビューを勝利で飾った。試合は後半に相手に退場者が出て有利な状況となったが、均衡を破れず。90分で決着がつかないまま、延長戦に突入。延長後半7分にMFグスマンが決勝ゴールを決めた。本田は、左足で豪快ミドルシュートで決定機を作り、後半アディショナルタイムにはピンポイントクロスを放つなど、運動量を生かして積極的にプレー。120分を戦い抜いた。

 オーストラリアテレビ局「SBS」電子版は「ケイスケ・ホンダのシュートが火を噴いていた」「FKでゴールに迫るチャンスも演出」と好機を作った働きを称賛。中東メディア「Gulf Today」は「ケイスケ・ホンダの発砲は紙一重で逸れたが、これを機にパチューカが最大の強さを発揮してきた」と存在感を放ち、流れを変えたプレーに賛辞を送っている。

 開催国UAEメディア「The National」は「ケイスケ・ホンダの右ウィングからのクロスは試合における明確なチャンスを創出」と報じた。11月の日本代表の欧州遠征メンバーから漏れた本田。次戦は12日(日本時間13日)の準決勝、南米王者グレミオ(ブラジル)戦、クラブ世界一を決める大舞台でアピールする。