iOS 11で容量不足対策が大強化!! 未使用アプリを簡単に「取り除き」空き容量確保:iPhone Tips
iPhoneユーザーあるあるにも確実に入りそうな「使っているうちの困った」である、いつの間にかの容量不足。OS 11ではこの問題に、大きな対策が入りました。iPhoneの空き容量が少ないとき、非使用のアプリを「取り除く」ための機能が搭載されたのです。

従来の削除では、基本的にデータも削除されていましたが、この「取り除く」機能の特徴は、アプリ本体を削除して空き容量を増やしつつも、アプリのユーザーデータは保存されたままということ。
必要があればいつでも復元できる、安全性にも配慮された機能です。

今回は空き容量を広げる方法として、使用していないアプリを自動的に取り除く方法に加えて、取り除くアプリを自分で選択する方法を合わせて紹介します。

【ギャラリー】iPhoneのストレージを確保する方法 (4枚)

自動で非使用のアプリを取り除く


使っていないアプリを自動的に取り除くには、「設定」から「一般」を選択し、「iPhoneストレージ」画面を開きます。次に、「非使用のAppを取り除く」を選択します。
これで作業は完了。この画面では、節約する容量を確認することもできます。

▲「設定」を開き、「一般」 「iPhoneストレージ」の順にタップ。次に、「非使用のAppを取り除く」の右横にある「使用」をタップする。これだけでOK

なおこの機能は、誤操作を避けるなどの目的で、オフにもできます。オフに設定するには、「設定」にある「iTunes StoreとApp Store」を選択し、切り替わった画面で「非使用のAppを取り除く」のスイッチをオフにしましょう。


手動で特定のアプリを取り除く

このメニューからは、特定のアプリを手動で「取り除く」ことも可能です。もちろんこの場合も、アプリ本体は削除されますがデータはそのまま。またホーム画面のアイコンもそのまま残ります。

手動で作業する場合も、「iPhoneストレージ」画面を開きます。画面をスクロールし、取り除くアプリを選択したら、「Appを取り除く」をタップしましょう。表示される確認画面で再度「Appを取り除く」を選択すると、アプリを取り除けます。


▲「iPhoneストレージ」画面を開き、取り除くアプリをタップ(左)。次の画面で「Appを取り除く」をタップし、表示されたメニューから再度「Appを取り除く」をタップする(右)

アプリを取り除いた場合でも、アプリアイコンはホーム画面に表示されたままになっています。ここでアイコンをタップすると、アプリを再インストールできます。


▲アプリアイコンをタップ(左)。読み込みが開始され、再インストールされる(右)

再インストールしたアプリを開くと、アプリを取り除く以前に登録したアカウント情報がそのまま残っていました。

なお、まれにですが、再インストール時にインストールが完了できないことがあります。そんなときは、表示された画面で「再試行」をタップするか、ホームボタンのアイコンをタップし直すと、うまくいく場合があります。

このようにアプリを「取り除く」操作は、データはそのまま残し、さらに必要があればすぐにアプリを戻せるという、削除に比べて便利なものとなっています(もちろん、データを含めた削除に比べると、空き容量の増加は少なくなりますが)。

上手に活用して、空き容量の確保を便利に行ないましょう。