本命フランス、日本はプランB? 「ブラジル対日本」内定の舞台裏を地元メディア報道

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CBFは6月からコンタクト開始も、フランスとの交渉が行き詰まって路線変更

 ブラジル代表は今年11月にハリルジャパンと国際親善試合を行うことが内定しているとが、複数の地元メディアで報じられている。

 しかし、ブラジルにとって日本は“本命”ではなく、「プランB」だったという。ブラジルメディア「UOLスポルテ」が伝えた。

 ブラジルサッカー協会(CBF)は、ヨーロッパの強豪であるフランスやイングランドとの対戦を第一希望として6月からコンタクトを開始した。しかし、ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選を戦っているフランスは、現在グループAの首位に立っているものの、2位スウェーデンとは勝ち点1差、3位オランダとは同4差と予断を許さない状況。11月9日、12日に行われるプレーオフに回る可能性もあることがネックとなり、交渉は行き詰まったようだ。

 記事によれば、そこでCBFは路線変更し、アジアのチームに重きを置いて対戦相手に日本を選んだという。ブラジル代表は11月10日にフランスのリールで日本と対戦後、14日にロンドンでイングランド代表と対戦する見込みとなっている。

ハリルが交渉の主導権を握ったとの報道も…

 現時点で日本サッカー協会(JFA)からブラジル戦決定の発表は出ていないが、フランス紙「ラ・ヴォワ・デュ・ノール」は、ブラジル代表との交渉に際しては、フランスやトルコ、クロアチアと欧州クラブでの指揮経験があるバヒド・ハリルホジッチ監督がイニシアチブを握っていたと報じている。いずれにしても正式決定となれば、日本代表にとってはFIFAランキング2位のブラジルとの対戦は、現在地を探るうえで貴重な機会となるだろう。

 UOLスポルテが報じたブラジル代表の予定は以下の通り。

17年10月5日 vsボリビア(ラパス/アウェー)
17年10月10日 vsチリ(サンパウロ/ホーム)
17年11月10日 vs日本(リール/中立地)
17年11月14日 vsイングランド(ロンドン/アウェー)
18年3月22日or23日 vsロシアor欧州チーム(※交渉中)
18年3月27日 vsドイツ(ベルリン/アウェー)
18年6月 ロシア・ワールドカップ

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images