京都猛攻も首位・湘南のゴール割れず…スコアレスドローで京都は8戦勝ちなし《J2》

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▽明治安田生命J2リーグ第34節の3試合が、23日に各地で開催された。

▽7戦勝ちなしで暫定17位の京都サンガF.C.が、首位を独走中の湘南ベルマーレをホームに迎えて行われた一戦は、ゴールレスドローに終わった。

▽前節の愛媛FC戦が台風の影響で延期となり、2週間ぶりに試合に臨む京都は、今季初めて清水をリーグ戦に起用。対する湘南は、出場停止が解けた山田がスタメンに復帰し、ベストメンバーで試合に臨んだ。

▽試合は、序盤から京都が攻勢をかけた。5分には、ボックス内にポジションを取っていた闘莉王のポストから、イ・ヨンジェが左足でシュート。さらに8分には、杉岡のクロスに反応したジネイが頭で合わせたが、得点とはならなかった。

▽反撃に出たい湘南は、サイドからのクロスを中心に攻撃を構築。しかし、なかなかシュートまでは至らない。22分には、左CKから島村がヘディングシュートを放ったが、枠を外れた。その後もお互いにチャンスをものにすることは叶わず。ゴールレスで試合を折り返した。

▽後半に入っても、京都がややペースを握った。58分には、味方のクロスに飛び込んだ闘莉王が、頭で合わせたが、シュートはGKの正面に飛んだ。その後も京都が攻撃的に戦ったが、最後までゴールを割ることはなく。結局、試合は得点が入ることなく終わった。

▽この結果、湘南の連勝は「2」でストップ。京都も8戦勝ちなしとなり、不調を抜け出すことはできなかった。

▽また、同日行われた徳島ヴォルティスvsFC町田ゼルビアは、2-2のドローに終わった。

▽試合が動きをみせたのは前半終了間際、41分だった。右サイドからのFKを得た町田が、ボックス内に高い弾道のクロスを上げた際に、GKがパンチングミスを犯す。これを見逃さなかった増田が頭で無人のゴールに押し込んだ。

▽1点のリードで迎えた後半、町田が追加点を奪い切った。71分、ディフェンスラインの裏に抜け出した中島が、ボックス内で時間を作り、走り込んだ鈴木にパスを供給。これを鈴木が確実に決め、徳島を突き放した。

▽それでも、徳島の頼れるエースが試合の流れを変える得点を奪取した。73分、左CKからニアに飛んだボールを、山崎が頭でフリック。反応した渡がヘディングシュートを放ち、1点を返した。さらに83分、独力でボックス手前で前を向いた渡が、左足を振り抜いた。すると、鋭いミドルシュートがゴール左に決まり、追いつくことに成功した。

▽エースの2得点で勢いに乗った徳島の反撃もそこそこに、試合は終了。2得点の渡は、今季得点数を「19」にまで伸ばし、得点ランキング1位タイにつけることとなった。

▽その他の試合結果は以下の通り。

◆J2第34節

▽9/23(土)

ファジアーノ岡山 0-1 カマタマーレ讃岐

京都サンガF.C. 0-0 湘南ベルマーレ

徳島ヴィルティス 2-2 FC町田ゼルビア

▽9/24(日)

《13:00》

水戸ホーリーホック vs ザスパクサツ群馬

《14:00》

FC岐阜 vs アビスパ福岡

松本山雅FC vs レノファ山口FC

《15:00》

モンテディオ山形 vs ロアッソ熊本

ツエーゲン金沢 vs 大分トリニータ

《16:00》

愛媛FC vs 横浜FC

《17:00》

名古屋グランパス vs 東京ヴェルディ

《19:00》

V・ファーレン長崎 vs ジェフユナイテッド千葉