15日、旅行などで日本を訪れる韓国人が過去最高の数字を更新する中、韓国・中央日報が、韓国人が日本を旅行する際に歴史をよく知ってから訪ねるべき神社3社を紹介した。写真は同日の靖国神社。

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2017年8月15日、旅行などで日本を訪れる韓国人が過去最高の数字を更新する中、韓国・中央日報が、韓国人が日本を旅行する際に歴史をよく知ってから訪ねるべき神社3社を紹介した。

記事はまず、「神社」について「日本の土着信仰の祠堂であり、宗教というよりは国民信仰(の対象)とみることができる」と紹介、その意味で「日本の文化を体験するため訪ねるのは良いが、訪ねた神社の歴史的意味を知らずに祈り願い事をすれば、後悔することもある」と注意を促した。

韓国人が特に多く訪れる東京、大阪、福岡やその近郊にも観光スポットとして知られる神社は多いが、記事が中でも覚えておくべきとしたのは、靖国神社(東京)、櫛田神社(福岡)、豊国神社(京都)の3社だ。

靖国神社について韓国人が知っておくべきは、同社が「日本が繰り広げた第2次世界大戦などの主な戦争で亡くなった軍人・民間人の位牌を保管し、それら故人を神格化して神事を行っている」こと。その中には「太平洋戦争のA級戦犯の位牌もあり、軍国主義を助長するとの論議が続いている」と説明している。

櫛田神社が韓国人にとって「問題」なのは、朝鮮末期の王妃であった閔妃(ミンビ)暗殺に使われた刀が同社に保存されているためだ。この刀は、暗殺事件から10年余りがたった1908年に、暗殺に関わったとされる日本人が同社に寄贈したもの。そして1世紀近く後の2006年、海外の文化財返還運動を進める韓国の僧侶によって存在が知られるようになった。記事は、同社が福岡の「外せない名所」であるだけに、歴史を知らない韓国人が絵馬を奉納している例もあるとして、警鐘を鳴らしている。

そして豊国神社。こちらは豊臣秀吉が朝鮮侵略を試みた文禄・慶長の役の際、戦功の証として朝鮮兵らの耳や鼻をそぎ持ち帰られたものを葬った「耳塚」がすぐ門前にあることから、韓国人観光客がよく訪れる場所だという。しかし記事は、同社が出兵の張本人である秀吉を祭った神社であることを知っておくべきだと指摘した。

訪日韓国人が増え続ける中、韓国では同様の内容が他メディアでも報じられており、関連記事には合わせて3000を超えるコメントが寄せられている。中でも「知らないことは無知を超えて罪だよ」「悲しい」「みっともないし恥ずかしい行動だ。うまい店を調べるより、少しは勉強をしてから旅行すべき」「きちんとした歴史教育が必要」「ご先祖様がこの子孫たちの姿を知ったらどんな気分だろう?」といった声が多くの共感を集めた。

また、「僕も前から問題だと思ってた。いい記事だね」「靖国についてしか知らなかったけど、これは絶対に知っておかなければいけない情報。ありがとう」と記事の意義を認めるものや、「観光客を神社に連れて行く旅行会社が問題」「日本のガイドが説明をしないのがいけない」と、旅行業者の問題を指摘する声もあった。(翻訳・編集/吉金)