松山英樹【写真:Getty Images】

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ブリヂストン招待、松山の熱狂スーパーイーグルをPGA公式ツイッターが選出

 海外男子ゴルフの世界選手権シリーズ・ブリヂストン招待で優勝を果たした松山英樹(レクサス)。最終日はタイガー・ウッズ(米国)に並ぶ大会タイ記録の「61」をマークし、逆転Vを飾ったが、その口火を切ったのが2番パー5だ。圧巻のチップインイーグルを、PGA公式ツイッターが「ショット・オブ・ザ・ウィーク」に選出。いまだ「58フィートの衝撃」はやまずにいる。

 神がかり的な優勝から一夜明けても、松山の技は注目の的になっているようだ。

 PGAは公式ツイッターで「ショット・オブ・ザ・ウィーク」として先週末のラウンドで飛び出したショットを5本厳選。その中に松山が披露したチップインイーグルも選ばれた。

 動画では日本のエースは3番目に登場。2番パー5で2オンを狙ったショットはグリーン奥から、わずかにこぼれた。ピンまで58フォート(約17メートル)を残したアプローチ。しかし、松山は完璧にラインを読み切っていた。慎重に振り抜くと、グリーン上でバウンドしたボールは一度フックしながらライン左に入った。すると、今度はスライスし始め、ピン方向へ。そして、カップに消えた――。

 ギャラリーに熱狂を沸き起こしたイーグルから、松山は1イーグル、7バーディー、ノーボギーと完璧なゴルフを展開し、逆転優勝に結び付けた。その一打はしっかりと現地でもしっかりと評価されていたようだ。

ホールインワン2発などスーパーショットとランクイン…今週はメジャー初Vへ

 動画では、ほかにもブリヂストン招待の2日目15番のハドソン・スタンフォード(米国)、バラクーダ選手権2日目16番のJ.J.スポーン(米国)のホールインワンなど、さすがトップ選手ともいうべきスーパーショットが収められている。

 勢いに乗る松山は今週、メジャー初制覇をかけて全米プロゴルフ選手権に挑む。

 すでに現地では練習ラウンドを開始し、休むことなく、次なる大舞台に準備を始めている。PGAの公式サイトでは選手格付けで最上位にランクなれるなど、日本人初の偉業に期待が高まっている。

 そのためには、ブリヂストン招待で見せたスーパーショットが再び見られるかも一つのカギとなるだろう。果たして、現地でも称賛を浴びた松山は今週、どんなプレーを演じ、どんな結果を残すのか。

 運命の開幕は現地時間10日だ。